2010年01月21日
騒音はどうやって軽減できるの
“騒音”と聞いて直感するイメージは悪い物を連想する人が大半だと思います。
しかし、対象物によっては心地よいと感ずる人もいます。
例えば、航空機騒音は我が浜松地域では身近に体験する騒音です。上空を頻繁に飛んでいる地域では不快感を伴ったうるさい音と感じるでしょうが、航空ファンにとっては何とも力強く心地よい音として感じることでしょう。(私的には戦闘機音は遠慮したい)
東名浜松インター付近上空を通過中の早期警戒管制機(AWACS)
その航空機の中でも旅客機の背中にお皿を乗せた形をしている飛行機を見た事があると思いますが、正式には早期警戒管制機(AWACS)と呼ばれています。旅客機をベースに改良した飛行機であり控えめな音を発しながら飛んでいます。
この音(騒音)の発生源の多くはエンジン音になります。最近の旅客機は以前に比べ(ボーイング747通称ジャンボジェット機と比較すると)、このエンジン音が我慢できる音に明らかに改善されています。その改善要因として“空気の壁”に秘密があるようです。
以下に技術資料を参考に添付します。
静かなエンジンのために
現在、多くの民間輸送機に使われているジェットエンジンは、ターボファンエンジンとよばれるもので、ターボジェットエンジンの前の部分に強力なファ ンを取り付け、空気を取り入れる構造となっています。吸入した空気の一部はエンジンの心臓部である燃焼器に送られますが、ほとんどはバイパス(迂回)して 噴出させています。ターボファンエンジンの場合、推力のほとんどをこのバイパス流が受け持っています。バイパス流は空気の流れが遅く冷たいため、燃焼器を 通った高温で速い燃焼ガスの流れを包むことでエンジンの騒音を低減することにつながっています。このため民間輸送機のジェットエンジンにはターボファンエ ンジンが広く使用されています。ターボファンエンジンのバイパス流の比率が大きくなるほど騒音は下がりますが、バイパス流と燃焼ガスとの混合を効率的に行うためにミキサーノズルやシェブロンノズルといったものが開発されています。また、ファンから前方に出る騒音を下げるために、吸音材の装着やファン部下流 の流路形状を工夫したりしています。
上記掲載資料抜粋 出典元:NEDO
※ 音は空気を伝わって聞こえて来てしまうものですが、その空気が音を軽減するなんて何とも不思議。音って奥が深いですね。 By take
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しかし、対象物によっては心地よいと感ずる人もいます。
例えば、航空機騒音は我が浜松地域では身近に体験する騒音です。上空を頻繁に飛んでいる地域では不快感を伴ったうるさい音と感じるでしょうが、航空ファンにとっては何とも力強く心地よい音として感じることでしょう。(私的には戦闘機音は遠慮したい)
東名浜松インター付近上空を通過中の早期警戒管制機(AWACS)
その航空機の中でも旅客機の背中にお皿を乗せた形をしている飛行機を見た事があると思いますが、正式には早期警戒管制機(AWACS)と呼ばれています。旅客機をベースに改良した飛行機であり控えめな音を発しながら飛んでいます。
この音(騒音)の発生源の多くはエンジン音になります。最近の旅客機は以前に比べ(ボーイング747通称ジャンボジェット機と比較すると)、このエンジン音が我慢できる音に明らかに改善されています。その改善要因として“空気の壁”に秘密があるようです。
以下に技術資料を参考に添付します。
静かなエンジンのために
現在、多くの民間輸送機に使われているジェットエンジンは、ターボファンエンジンとよばれるもので、ターボジェットエンジンの前の部分に強力なファ ンを取り付け、空気を取り入れる構造となっています。吸入した空気の一部はエンジンの心臓部である燃焼器に送られますが、ほとんどはバイパス(迂回)して 噴出させています。ターボファンエンジンの場合、推力のほとんどをこのバイパス流が受け持っています。バイパス流は空気の流れが遅く冷たいため、燃焼器を 通った高温で速い燃焼ガスの流れを包むことでエンジンの騒音を低減することにつながっています。このため民間輸送機のジェットエンジンにはターボファンエ ンジンが広く使用されています。ターボファンエンジンのバイパス流の比率が大きくなるほど騒音は下がりますが、バイパス流と燃焼ガスとの混合を効率的に行うためにミキサーノズルやシェブロンノズルといったものが開発されています。また、ファンから前方に出る騒音を下げるために、吸音材の装着やファン部下流 の流路形状を工夫したりしています。
上記掲載資料抜粋 出典元:NEDO
※ 音は空気を伝わって聞こえて来てしまうものですが、その空気が音を軽減するなんて何とも不思議。音って奥が深いですね。 By take
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Posted by ネットワーク(株) at 08:29│Comments(0)
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